春に体型や体調が変わりやすい理由

春になると、
「冬の間に体型が変わった気がする」
「体が少し重く感じる」
といった声を聞くことがあります。
またこの時期は、
「なんとなく体がだるい」
「疲れが取れにくい」
「肩こりや頭の重さを感じる」
など、はっきりした原因は分からないものの、体調の変化を感じる方も少なくありません。
実は春は、体型の変化や体調の不安定さを感じやすい季節でもあります。
その背景には、冬の生活習慣や体の働きが関係していることがあります。
今回は、春に体型や体調が変わりやすい理由について、体の仕組みからご紹介します。
1.冬は身体活動が少なくなりやすい
冬は寒さの影響もあり、外出や運動の機会が少なくなりやすい季節です。
研究でも、冬は他の季節と比べて身体活動量が低下する傾向が報告されています。(Tucker & Gilliland, 2007)
活動量が少ない状態が続くと
・筋肉を使う機会が減る
・体力が落ちやすくなる
といった状態につながることがあります。
こうした変化が積み重なることで、春になったときに体型の変化を感じることがあります。
2.冬の姿勢が、春の体型に影響することがあります
冬の寒い時期は、体温を保とうとして無意識に体を縮める姿勢になりやすくなります。
例えば
・肩をすくめる
・背中を丸める
・体を小さくする
といった姿勢です。
このような姿勢が続くと
・胸の筋肉
・股関節周囲の筋肉
・お腹まわりの筋肉
などが硬くなりやすくなります。
筋肉が硬くなると体を大きく動かしにくくなり、姿勢も崩れやすくなります。
その結果
・背中が丸くなる
・骨盤が後ろに傾く
といった猫背姿勢につながることがあります。
姿勢が猫背になると、実際の体脂肪量が大きく変わっていなくても
・お腹が出て見える
・体のラインが崩れて見える
など、体型の変化として感じることがあります。
3.春は自律神経が乱れやすい季節でもあります
春先になると
・体がだるい
・疲れが取れにくい
・眠りが浅い
・肩こりや頭の重さ
といった不調を感じる方も少なくありません。
春は一年の中でも寒暖差が大きい季節で、1日の気温差が10℃以上になる日も少なくありません。
このような気温差が続くと、体温や血流を調整している自律神経に負担がかかりやすくなり「なんとなく不調」として感じることがあります。
また、冬の間に活動量が少なくなっている場合は、血流や代謝が低下しやすく、こうした不調を感じやすくなることもあります。
4.体型や体調を整えるために大切なこと
春に体型の変化や体調の不安定さを感じたときに大切なのは、体の働きを整えることです。
特に次の3つが重要になります。
①体のリズムを整える
適度に体を動かすことで血流が促され、体のリズムを整えることにつながります。
②姿勢を整える
姿勢を支える筋肉が働くことで、体のバランスが保たれます。
姿勢が整うと、体型の見え方にも良い影響があります。
③股関節をしっかり動かす
股関節は体の中でも大きな関節で、歩く・立つなどの日常動作に深く関わっています。
股関節まわりの筋肉が働くことで
・歩きやすさ
・姿勢の安定
・体の動かしやすさ
につながります。
5.春は体を整える良いタイミング
春は気温が上がり、体を動かしやすい季節でもあります。
例えば
・ウォーキング
・体幹の運動
・股関節まわりの運動
などを取り入れることで、体を動かしやすい状態につながります。
WHOの身体活動ガイドラインでも、成人は
・週150〜300分の中等度身体活動
・週2回以上の筋力トレーニング
を行うことが推奨されています。
(World Health Organization, 2020)
まとめ
春に体型や体調の変化を感じる背景には
・冬の身体活動の低下
・寒さによる姿勢の変化
・春の寒暖差による自律神経の負担
などが関係していることがあります。
春は生活を見直す良いタイミングでもあります。
無理のない範囲で体を動かしながら、体を整える習慣を少しずつ取り入れていきましょう。
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